これはアムロが、戦死者は二階級特進とすると発表した連邦士官に言ったセリフです。
戦死者に感謝の言葉を述べることもなく、単に階級だけ与えてよしとする軍の高官達に対する不満がこめられています。
オリジナルの使われ方の確認
「名誉の戦死を遂げたリュウ・ホセイは二階級特進、中尉に任命された。
ほかの戦死者にも二階級特進が与えられている。以上。」
「・・・二階級特進? そ・・・それだけなんですか?
二階級特進だけで、それだけでおしまいなんですか?
戦っている時はなんにもしてくれないで、階級章だけで!
リュウさんや他の人に、ありがとうの一言ぐらい!」
機動戦士ガンダムより
このセリフの使い方(初級編)
このセリフは、自分の待遇に対する不満を爆発させたい時に使うのがいいでしょう。
例えばサービス残業が当たり前の職場で・・・
「毎日深夜まで働かされて、月の残業手当てが5000円・・・そ、それだけなんですか!?」
例えば休日出勤が当たり前の職場で・・・
「今月の休みは二日だけ? ・・・そ、それだけなんですか!?」
例えば父の日に子供からプレゼントをもらった時に・・・
「お父さん、いつもありがとう。これあげる。」
「おー、一体何をくれるのかな?・・・肩たたき券? そ、それだけなんですか!?」
ちなみに、アムロはこのセリフを言った後に士官に殴られているので、使う時は注意が必要です。
直撃的 使い方
さて、最後は自分を切り売りする直撃的使い方。バイトの時給が上がった時・・・
俺は、某ハンバーガーショップでバイトしてます。スタートの時給は680円でした。(※この記事のオリジナルは2004年に公開したものです。)
これは、物価の低い福岡でもかなり安い時給です。ファーストフード業界は給料が安いのです。勤め初めて半年位したある日、店長から時給アップの申請をするから書類に記入するように言われました。
うちはチェーン店なんで、店長の権限で時給を変えることはできません。店長が書類を作成して本社に提出し、本社が時給をいくら上げるか決定すると言うシステムになっています。
「じゃあ、本社に提出しとくね。いくら上がるか分からないけど、最高の30円アップで申請しとくから。」
「はい! ありがとうございます!」
「30円アップするとは限らないんだけどね。君は頑張って働いてくれてるから。」
「・・・心、洗われました。死すまでお傍を離れません!」
時給が上がるからと言っても、安いことには変わりはありません。しかし、そうは言っても賃金アップはうれしいものです。
「さすがに30円は上がらないだろうけど、10円しか上がらなかったら凹むなぁ。」
「20円アップしたら時給700円だなぁ。」
そんなことを考えながらバイトをしていると、ポテトを詰める手にも自然と力が入ると言うものです。
そして向かえた給料日。
ボックスの中から、自分の給与明細を探します。これほど躍る心で給与明細を見たことがあるだろうか。
「・・・・・・
・・・・・・
685円?
・・・・・・
それだけ・・・それだけなんですか!?
・・・・・・
時給5円アップだけで
・・・・・・
それだけでおしまいなんですか!?」
これは時給700円と言うささやかな夢を見た者に対する冒涜だ!
ロッ○リア・・・獅子身中の虫め!!