今回はガンダムではなくキングゲイナーのセリフを取り上げてみたいと思います。
キングゲイナーと言うのは、ガンダムの生みの親である富野由悠季監督の最新作ロボットアニメのことです。
人類は自然環境回復のため温暖な生息地を離れ、砂漠やツンドラに巨大都市国家(ドームポリス)を構築し、生活の場としていました。
しかし長い年月が経つうち、ドームを脱出して温暖な土地を目指そうと試みる「エクソダス」と呼ばれるムーブメントが、自然発生的に人々の中に生まれるようになりました。
そんな時代のシベリアで、この作品は幕を開けます。
ガンダムとはかなり趣きの異なった作品ですが、出てくるセリフは富野節炸裂でガンダム世界のセリフそのもの!
ガンダム好きにはたまらない、ときめく作品です!
ビデオにもなっていますので未見の方は是非、見てください!
さて、今回のセリフは、エクソダス請負人ゲイン・ビジョウが、ドームポリスの少年ゲイナー・サンガに言ったセリフです。
このセリフの使い方(初級編)
例えば、合コンの二次会で女のコを連れ出したい時・・・
「どう? 楽しんでる?」
「私、カラオケってあんまり好きじゃないのよねー。」
「俺もカラオケより、飲みながら話してる方が好きだなぁ。」
「だったら、二人で抜け出しちゃう? ・・・なんちゃって。」
「・・・エクソダス、するかい?(手を差しのべながら)」
例えば、後輩を別会社に引き抜きたい時・・・
「ここだけの話なんだけど、俺、今月いっぱいで会社やめるから。」
「え! 何故ですか!」
「ベンチャー企業に引き抜かれてね。今の倍の給料をくれるそうだ。」
「本当ですか? うらやましいなー。」
「お前もその気があるなら、俺から推薦してやるよ。こんな会社にいても、将来はないぞ。
・・・エクソダス、するかい?」
直撃的使い方(上級編)
このような使い方の他に、現実逃避をしたい時などに使ってもいいと思います。
と言うわけで最後は「直撃」的使い方、試験勉強に疲れた時・・・
ダメ大学生だった俺は、試験の前日になるとダメ友達の家に行って二人で勉強する、と言うのが定番になっていました。
そんなある、試験前日の夜。
カリカリカリカリ(二人で勉強中)・・・
俺「明日の試験な、私にも単位が取れるか?」
友「大佐の問題を解く能力は未知数です。保証できるわけありません。」
俺「はっきり言う、気に入らんな・・・」
カリカリカリカリ・・・
俺「・・・サボテンが、花をつけている。(←勉強に飽きてきた)」
カリカリカリカリ・・・
俺 「あー、疲れた!」
友 「範囲広すぎる、全然終わらねー!」
俺 「・・・。」
友 「・・・。」
二人「エクソダス、するかい?」
と言うわけで、試験前夜に、ボンバーマン大会開始!!
ピコピコピコピコ(二人でゲーム中)・・・
俺「思った以上にきつい試験だったか・・・」
友「未練を振りきって、エクソダスか。」
ピコピコピコピコ・・・ドカーン
友「これで終わりにするか、続けるか、BB58!」
俺「まだだ、まだ終わらんよ!」
友「・・・それでこそ、私のライバルだ!」
ピンポーン そこに訪ねてくる優等生の友達。
ピコピコピコピコ・・・
二人 「いよう!」
優等生「・・・お前ら、試験前日に何やってんだ!」
俺 「私達はお前と違って、試験勉強だけをやっているわけにはいかん!」
絶句して立ち尽くす優等生と、構わずにゲームを続ける俺達。
ピコピコピコピコ・・・
ダメ友「何故俺の家を訪ねて来たのです?」
優等生「・・・君達を笑いに来た、そう言えば君達の気がすむのだろう?」
ダメ友「好きでこうなったのではない! それはあなたにだって分かるはずだ!」
優等生「・・・お前ら、試験前日くらい真面目に勉強しろや!
単位は・・・単位は力なんだ!
それをこうも簡単に失っていくのは・・・それは、ひどいことなんだよ!!」
二人「・・・( ゚Д゚)ヒソヒソ(゚Д゚ ) おい、どうするよ・・・」
優等生に怒られて、何と答えようか相談する俺達。
俺 「人には恥ずかしさを感じる心があると言うことも・・・」
優等生「修正してやるー!!」
優等生の手により、ボンバーマン強制終了。
勉強しないといけないと分かってても、自分からは動かない・・・
それが、ダメ大学生の習性だもんな。