今回は、逆襲のシャアからクエスのセリフです。
シャアの元に走ったクエスを、ハサウェイは連れ戻そうとします。
戦闘中のクエスのモビルアーマーに近づいてハッチを開けろと言うハサウェイに、クエスが叩きつけたのがこのセリフです。
オリジナルの使われ方を確認
「クェス、そこにいるんだろ? 分かっているよ、ハッチを開いて!
顔を見れば、そんなイライラすぐに忘れるよ!」
「・・・子供は嫌いだ、ずうずうしいから!」
機動戦士ガンダム 逆襲のシャアより
このセリフの使い方(初級編)
このセリフは、ずうずうしい奴を罵る時に使いましょう。
例えば、平気な顔をして電車の列に割り込んでくる小学生の集団に・・・
「わーわー」
「こいつら割りこんできた上に、シルバーシートに座ってやがる! 子供は嫌いだ、ずうずうしいから!」
例えば、しつこく値切ってくるおばちゃんに・・・
「この肉、色が悪いから半額にしてよ! ね?」
「お客様、困ります! ・・・おばちゃんは嫌いだ、ずうずうしいから!」
本人に聞こえないようにボソリと言うのがポイントです。
直撃的使い方(上級編)
俺は家庭教師の派遣会社に登録していたのですが、今年の二月に中学二年生の男子生徒を任されました。
週一回90分、自給は1500円でした。
家庭教師をするのは三年ぶりだったので、少し緊張して初回の指導に行きました。
第一回目の指導と言うのは、大抵は雑談&ちょこっと勉強で終わるものなんですが、その子は違いました。
ちょうど中学校の中間テスト直前の時期だったこともあり、試験範囲の問題を片っ端から質問してきたのです。
俺は少し面食らいましたが、生徒がやる気を持ってくれるのは大歓迎です。
熱心に質問に答え、気付くと指導開始から三時間も経過していました。
勝手に時間オーバーして教えた分の給料はもらえないので、超過した一時間半はタダ働きですが、
「まぁ初回だし、やる気のある生徒だし、いっか!」と思っていました。
で、次の週。
その日は試験の真っ最中で、生徒はこの日もガンガン質問してきて、初回をさらに上回る、四時間も教える羽目になりました。
指導が終わって帰ろうとしていると、お父さんが挨拶してきました。
「毎回、熱心に教えていただいてありがとうございます。」
「いえ、いいんですよ。」
「ただ、四時間ぶっ通しと言うのは子供には辛過ぎるんじゃないでしょうか?」
「!?」
「一時間ごとに休憩をはさんだりして頂ければ、と思うのですが。」
・・・そんな理屈!!
俺は好きで四時間ぶっ続けで教えてるわけじゃないんです!
「じゃあ、この問題で最後にしようね。」
~指導~
「次はここ教えて!」
「しょうがないなぁ、これで最後ね。」
~指導~
「次はここ教えて!」
「しょうがないなぁ、これで最後ね。」
が続いた結果が四時間ぶっ通しなんです!
お父さん、何でこれがわからん!?
最初から四時間教える気なら、言われなくても休憩はさみます! 俺もきついし!
そもそもタダ働きさせて、さらに注文までつけようとは、
エゴだよ、それは!!
と、内心愕然としているとお母さんがケーキを持って来てくれました。
「すいませんねー、規定の時間をオーバーしてまで教えてくださって。
こんなものしか出せませんが、召し上がってください。」
「すいません、いただきますm(_ _)m」
うめー! ケーキうめー!
・・・ハッ! 何なんだ、このケーキは? 私が丸め込まれている?
本当に感謝してるんなら、超過時間分の給料をくれてもいいだろうに!
お母さん、あんたちょっとセコいよ!!
俺は金を稼ぐために家庭教師してるんだよ!
遊びでやってるんじゃないんだよ!!
そして次の週。
今日も教えに行くかー。
タダ働きは痛いが、基本的に子供好きだから許してしまうんだよなー。
と思っていたら、家庭教師の派遣会社から電話がかかってきました。
「生徒さんが風邪をひいたので、今日はお休みになりました。」
で、次の週。
今日は二週間ぶりの指導だー。
そろそろテストの結果も返ってきてるかな?
頑張って教えたから、結果が楽しみだなー。
と思っていたら、またしても会社から電話が。
「生徒さんがやる気を失くしてしまったので、契約を打ち切りたいそうです。」
二回の指導で契約打ち切り・・・あの引き際、あざやかだな・・・
・・・ってクビかよ!!
試験前の二週間は馬車馬のように働かされたと思ったら、突然の解雇通告。
子供は嫌いだ、ずうずうしいから!!
総労働時間七時間、もらえる給料は1500円×3=4500円。
時給換算すると、4500÷7=643円・・・
643円? そ、それだけなんですか?
ロッテリアの給料(当時685円)よりさらに低い643円だけで、それだけでおしまいなんですか!